盗聴犯逮捕協力例
2009/11/06 『NEWS リアルタイム』 日本テレビで放送された盗聴器を設置した探偵について!
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車で盗聴電波を捜索していた時、一戸建ての塀の上に電池式のマ盗聴器が仕掛けられている事を確認しました。
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盗聴器が仕掛けられている家を特定しようと歩いていたところ受信機から自分が歩いている足音が聴こえてきました。
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盗聴器を追跡していくと一戸建ての塀付近にあることが分かったので住人の方に出てきてもらい、盗聴器を見つけることにしました。
すると塀の上に電池式盗聴器が仕掛けられていることが判明しました。
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電池式でしたので犯人を特定するために盗聴器はそのままにして、住人の依頼を受け犯人を確認するために監視カメラを設置することにしました。
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監視カメラを設置してから3日後、深夜に二人組の男たちが盗聴器の場所を指を指し話をしている映像を確認しました。男たちは定期的に現れていることが分かりました。
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男たちが定期的に現れることから、直接理由を聞くために張り込むことにしました。
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張り込みから2日後、目の前に1台のセダンがずっと止まっているのに気がつきました。
車に乗っているのは2人の男で、盗聴器が設置されている家の方を気にしているようでした。
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男たちが盗聴器に触るのを確認したので事情を聞いてみると、盗聴器を仕掛けたのは認めたが、何の為に仕掛けたのかは言いませんでした。
仕掛けられた住人は理由が分からないことから警察へ通報しました。
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その後、男たちは警察署で事情を聞かれることとなりました。
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警察の話だと男たちは近所の家の出入りを調査していた探偵で、全く関係のない家の塀に盗聴器を仕掛けたことを自供しました。
警察では電波法違反の疑いを視野に捜査中とのことです。
その後、探偵は盗聴器を仕掛けたお宅へ謝罪に行ったそうです。
2008/11/12『NEWS ZERO』日本テレビで放送された盗聴犯の逮捕について
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弊社に一本の電話相談が入ったのが始まりでした。
20代女性から自宅の窓に盗聴器が仕掛けられているのでどうしたら良いか?という祖段でした。
詳しく話を聞くと有線式コンクリートマイクだというのが分かりました。
そして確認に行くことにしました。
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明らかにコンクリートマイクだというのが分かりました。マイク部分は落ちないように吸盤でしっかり留まっていました。
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二週間前は物置の場所に付いていたのが一週間前に寝室の窓に移動されていたとのことでした。
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物置の方は階段から手を伸ばせば届く距離ですが寝室の方は1階の屋根を上がらないと仕掛けられない場所でした。
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盗聴器の線は屋根にきれいに這わせてあり、その線は下まで伸びていて先端にはRCA端子だけがあり録音するために残された物だと確信しました。
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経験上からこのタイプは定期的にICレコーダーを取り付けて時期をみて付けたり外したりしているのが分かりました。
盗聴器は外さないと確信したので被害者女性に証拠を撮るために監視カメラを設置することを勧めました。
再び設置しに来るところを捕まえましょうと提案しました。
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被害者女性は毎日怯えている生活は嫌なので絶対に犯人を捕まえてくださいと監視カメラ設置に同意してくれました。
現場が外で夜になると真っ暗で何も見えないのでカメラは赤外線の暗視カメラを設置しました。
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カメラ設置から一週間が経過したとき、被害者女性から電話が入りました。
前とコードの位置が変わっているとのことでした。
そして映像を確認したところ、映っていたのは元同僚40代の男。
暗闇の中、黙々と配線を直している姿が映し出されていました。
その後、犯人を呼び出して事情を聞く事にしました。
犯人は悪びれる様子もなく、メールを送っても返信がない、プレゼントを贈っても何の連絡もない、だから盗聴器を仕掛けたと自分本位の考えだけを永遠と話していました。
被害者女性は警察に突き出すことを決意しました。
男は住居侵入で逮捕されました。
被疑者の供述
被害者の女性とは5年前に同じ職場で知り合った。
侵入したのは合計7回で、今回7回目での逮捕となりました。
公判
平成18年10月3日に横浜地方裁判所で初公判が行われました。
罪名 住居侵入
求刑 懲役1年2ヶ月
判決
平成18年10月10日に横浜地方裁判所で判決が出されました。
懲役1年 執行猶予3年
※この映像は2006年に撮影されたものです。
2008/09/18 『大阪府庁盗聴事件の全貌』逮捕はされておりませんが、お問い合わせが多いため掲載しております。
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2008年9月9~11日、大阪の朝日放送(ABC放送)から『大阪の盗聴事情』という事で撮影のオファーがあり、3日間のロケを行っていました。
11日最終日の夜、ホテルへ帰ろうとした際に盗聴電波をキャッチし、場所を特定したところ大阪府庁の別館に盗聴器が仕掛けられていることが判明しました。
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盗聴電波の場所を特定していくと片側の面からが一番電波が強く、建物の中段から出ており、微かではありましたが遠くで人の会話も聴こえたので電気のついてる5階と分かりました。
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時間は夜11時近かったのですが、盗聴器という性質上、ある時に撤去をしないと仕掛けた人間に外されてしまう場合があるので、夜間通用口から警備員の許可をもらい中へ入れさせてもらいました。
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中にいた職員の方に事情を話し、盗聴器の音声も確認してもらいながら、撤去に立ち会って頂きました。
場所を特定していくと机の上にあるマルチタップに刺さっていた二穴ソケット型の盗聴器を発見しました。
二穴ソケット型の盗聴器にはノートパソコンなどの電源が刺さっていました。
職員の方に盗聴器からの音を確認してもらい、盗聴器を撤去しました。
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中にいた職員の方に事情を話し、盗聴器の音声も確認してもらいながら、撤去に立ち会って頂きました。
場所を特定していくと教育委員会生徒指導グループの机の上にあるマルチタップに刺さっていた二穴ソケット型の盗聴器を発見しました。
二穴ソケット型の盗聴器にはノートパソコンなどの電源が刺さっていました。
職員の方に盗聴器からの音を確認してもらい、盗聴器を撤去しました。
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職員の方に盗聴器を提示すると、職員の方もどうして良いか分からず戸惑っていました。
とにかく責任者へ話をする事になりました。
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翌日、府庁内部の48歳男性職員が仕掛けた事が判明し、教育委員会が謝罪をしました。
盗聴器を仕掛けた職員は盗聴器から数メートル離れた自分の机の中に受信機を入れてイヤホンで聴いていたと供述しました。
盗聴器を仕掛けた職員は1ヶ月の停職処分となりました。
大阪府庁は他にも盗聴器が仕掛けられていないか、職員たちで簡易的な調査を行いました。
盗聴器を仕掛けた職員は数ヶ月で数回しか聴いていないと言っていましたが、電波は常に発信されていましたので周波数さえ合わせれば誰でも聴ける環境ではありました。
現在、各官公庁では定期的に盗聴器の調査を行うところも増えてきましたが、全ての官公庁で実施されているわけではありません。
官公庁は個人情報を豊富に扱っているという認識を持ち、全ての官公庁で定期的に盗聴器の調査を実施するのが望ましいといえます。
※この事件は全国ニュースとして放送されましたが、詳細は2日間にわたって朝日放送で放送されました。
その為、分かり易く解説する為に、上記画像の時間が前後しています。